乳酸菌でアトピーの改善に光が差し込むかもしれません

いまでも多くの方が悩まれているアトピー性皮膚炎、これをご覧の方もアトピーと日々闘う毎日と思います。 これまで様々な治療法が考え出され、臨床などで適用されてきましたが、 身近にある意外なものがアトピーに有効である、ということが判ってきました。 それは清涼飲料水などでよく見かける「乳酸菌」です。 乳酸菌とアトピー、一見するとなにも関係が無いように見えますが、既に臨床での結果が出始めていて、 学会でも発表されているのです。

横浜市立大学医学部での臨床結果によると成人のアトピー性皮膚炎の患者に 乳酸菌を含んだタブレットを毎日8週間摂取してもらった結果、 乳酸菌を含まないタブレットを摂取していた患者と比べてSCORADという皮膚炎スコアが激減しました。 もちろん、子どものアトピー患者についても同じように改善を示す数字が臨床結果として表れています。

このように乳酸菌はアトピーの改善にかなり有効であることが判ります。 では、なぜ乳酸菌がアトピーに有効なのでしょうか。 アトピーが発症する原因は、遺伝説、口内説、環境説など様々な説がありますが、 その一つに腸内細菌のバランスが変化した、という説があります。

人の腸内には数千種類の細菌が住み着いていて、その数は実に一千兆個もの細菌がいるといわれています。 基本は腸内の消化吸収を手助けし、環境の維持に役立つのですが、 中には人に害をなす悪玉菌といわれる細菌が存在しています。 通常であれば、悪玉菌は良い働きをする細菌である善玉菌によってその活動が抑えられ、 人に害をなすことはありません。 しかし、食生活の乱れや栄養バランスの偏りによって、善玉菌に対する栄養補給が上手くいかなることで、 善玉菌の活動が阻害され、悪玉菌の勢いが強くなる事象が増えています。

悪玉菌の勢いが強くなれば、当然善玉菌は数が減少していきますので、 腸には悪玉菌の出す有害な毒素が増えることになります。 腸は食べ物の栄養素を吸収する場所ですから栄養素と一緒にそうした毒素も吸収してしまいます。 吸収された毒素は血液によって体全体に運ばれ、体の様々なところに悪影響を及ぼします。 その一つの表れが皮膚の炎症、つまりアトピーではないかと考えられているのです。

乳酸菌は人の腸内では善玉菌となりますから乳酸菌を継続して摂取することで 腸内の細菌バランスが少しずつ健全化し、悪玉菌の活動が抑えられた結果、 アトピーが改善していると考えられるのです。 このように乳酸菌の継続摂取はアトピーの改善にとって有効な要素となります。 アトピーに悩まれている方は乳酸菌の摂取を検討されても良いかもしれませんね。